世界初の分散型デジタル通貨として仮想通貨の顔ともいえるビットコイン。2024年4月19日に4回目の半減期が実施され、大きな話題になりました。今回この記事では、ビットコインの半減期が次はいつか、半減期の仕組みについて解説していきます。
ビットコインの半減期次はいつ?
2024年4月に実施されたビットコインの半減期、次はいつ実施されるのでしょうか。ビットコインの半減期は約4年に1度発生すると言われているので、次回は2028年頃になるでしょう。
なぜ4年に1度なのか
ビットコインの半減期が4年に1度発生するのは、ビットコインのマイニング報酬が21万ブロック生成毎に半分になるように開発しているからです。1ブロックを生成する時間は、計算能力を示すハッシュパワーの増減やマイニングの難易度調整によって異なりますが、約10分かかると言われています。
これを元に21万ブロックの生成時間を計算式「(21万ブロック×10分)/(60分×24時間×365日)」で計算すると、3.995年かかります。様々な要因によって4年ぴったりとはなりませんが、約4年間に1度半減期が訪れると覚えておきましょう。
ビットコインの半減期とは
半減期とは、仮想通貨のマイニング時にマイナー(採掘者)が受け取れる報酬が半分になる時期を言います。
半減期は事前にプログラミングされているため、21万ブロック生成された時点で自動的に実行。半減期を実行することで、急激なインフレの抑制やビットコインの希少価値を維持します。
ビットコインの発行上限は2100万枚です。半減期があることでビットコインが全て発行されるのは2140年頃と予想されています。もし半減期が無かった場合、発行上限である2100万枚は2016年には全て発行されていたそうです。
なぜ半減期が行われるのか
半減期が設定されている理由は、主に「市場に流通する仮想通貨の総量を抑えるため」です。
日本円やドルなどの通貨は、市場で流通する通貨量が決まっており、市場が求めている以上の通貨を流通させると通貨の価値が下がってインフレが発生します。
仮想通貨も同じで通貨の流通量が多くなりすぎると急落する可能性があります。さらに仮想通貨には円やドルのように国がコントロールする中央銀行がありません。
そのため、仮想通貨の発行量を流通量の増加に合わせて減るよう半減期をプログラミングし、価値が下がらないように調整しています。
半減期のデメリット
仮想通貨の半減期についてはデメリットも指摘されています。その内容とは「報酬が減ることでマイニングする人がいなくなるのではないか」という点です。
マイニングには、高機能なハードウェアの用意と大量の電力を消費します。コストをかけて作業するので、半減期で報酬が半分になると採掘者(マイナー)が赤字になる可能性も考えられます。
コストが割に合わないことで採掘者が離れることが危惧されていますが、採掘者が減ると競争も減ります。残った採掘者が報酬を得やすくなるので、マイナーがゼロになることは考えにくいでしょう。
ビットコイン以外にも半減期はある
ビットコイン以外のアルトコインにも半減期が起きる仮想通貨が存在します。半減期が起きるアルトコインの一部は以下の通りです。
- BCH(ビットコインキャッシュ)
- LTC(ライトコイン)
- MONA(モナコイン)
- QTUM(クアンタム)
- WeFi(ウィーファイ)
過去の半減期後におきた価格の動き
ビットコインが過去に実施した半減期とその後の価格の動きについて解説します。
1回目
ビットコイン1回目の半減期は2012年11月28日に実施。マイニング報酬は50BTCから25 BTCに半減しています。
実施日の価格は約12ドル。当時は仮想通貨の存在が知られていなかったため、大きな影響はなかったが、キプロス共和国で発生した金融危機「キプロスショック」により資産の避難先としてビットコインが注目を浴びます。これによりビットコインは上昇トレンドに乗り、1年後の2013年11月には約100倍の1100ドルを超えました。
2回目
ビットコイン2回目の半減期は2016年7月9日に実施。マイニング報酬は25BTCから12.5BTCに半減しています。
実施日の価格は約650ドル。その後は大きな変動も無く、ゆるやかに上昇を続けていきます。
半減期の翌年である2017年にかけて仮想通貨に関する法整備が進みマイニングに参加する個人や企業が増加。仮想通貨市場全体が盛り上がる「仮想通貨バブル」に突入します。
仮想通貨バブルによりビットコインは急騰し、2017年12月時点では約20000ドルを突破。半減期から約30倍の上昇となりました。
3回目
ビットコイン3回目の半減期は2020年5月11日に実施。マイニング報酬は12.5BTCから6.25BTCへ半減しています。
実施日の価格は約8600ドル。当時、世界的な金融緩和によってビットコインは力強く上昇します。翌年の2021年11月時点では、当時の最高値である約69000ドルを突破し話題になりました。
4回目
ビットコイン4回目の半減期は2024年4月19日に実施。マイニング報酬は6.25BTCから3.125BTCへ半減しています。
実施日の価格は約64000ドルです。2024年11月にはアメリカの大統領選が実施され、仮想通貨に肯定的なドナルド・トランプが当選したこともありビットコインは大きく上昇。半減期の約1年後となる2025年4月15日時点の価格は約84000ドルと31%ほど上昇しています。
半減期=上昇と考えないほうが良い
過去のデータを見ると、半減期が実施されてからビットコインの価格は上昇していますが「半減期が来ると仮想通貨の価値が上がる」と考えるのは辞めたほうがよいでしょう。
なぜならビットコインの価格が上昇しているのも、半減期が直接的な要因ではなく、世界情勢などの外部的要因によって上昇している可能性もあるからです。
ビットコインの半減期が起きた年に、たまたま追い風となるイベントが発生している可能性も考えられます。他のアルトコインの半減期では、ビットコインのように上昇しない可能性も考えられるので気を付けましょう。
まとめ
今回は、ビットコインの半減期が次はいつ実施されるのか、また半減期の仕組みや過去のデータを元に解説しました。
ビットコインの半減期は、直近で2024年4月に実施されたので、次回は2028年4月頃と予想されています。
半減期は過去に4回実施されていますが、いずれも時間をかけてビットコインの価値が上昇しています。一見すると半減期すると上昇しているように感じますが、金融危機などの世界情勢が影響している可能性が高いので過信するのは辞めたほうがよいでしょう。
ビットコイン以外のアルトコインにも半減期は存在します。興味のある方はこの機会に調べてみてはいかがでしょうか。








