ビットコインやイーサリアムなど、何かと話題になっている仮想通貨。日本でもステーブルコインの発行が始まり、更なる盛り上がりを見せています。投資を始めたばかりの人にとって、仮想通貨の投資にもテクニカル分析が必要か気になる人もいるのではないでしょうか。
今回この記事では、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析について解説していきます。
テクニカル分析は意味ないって本当?
株式投資や仮想通貨投資などの投資家になるには、相場の波を読む力が必要です。テクニカル分析を利用して通貨を売買する指標にしている人も多くいるのではないでしょうか。しかし、仮想通貨投資において「テクニカル分析は意味ない」と言う声も挙がっているようです。なぜ「仮想通貨でテクニカル分析が必要ない」と言われているのか、その理由について紹介します。
外部要因の影響が大きい
他の投資に比べて仮想通貨では、政治リスクや有名人によるコメントなどによって激しい値動きが発生することから外部要因による影響が大きいと言われています。
テクニカル分析が示す売買サインの通りに取引しても外部要因によって崩れる場合があるので「仮想通貨でテクニカル分析は必要ない」と言われているのでしょう。
値動きが大きい
仮想通貨は他の投資に比べて相場の値動きが大きいと言われています。1日で10%以上の値動きが起きることも良くあります。ローソク足が一瞬で上下に飛び、テクニカル分析では判断できない動きをすることから、仮想通貨で必要ないと言われているのでしょう。
歴史が浅い
テクニカル分析は、過去のデータを基に分析します。株式投資など100年以上続いている投資の場合、過去データが多いことからテクニカル分析の精度は上がっています。しかし、仮想通貨の場合、誕生したのが2009年と誕生から20年も経っていません。
まだまだ歴史が浅く過去のデータが少ないことから、仮想通貨のテクニカル分析の精度は他と比べて低くなります。仮想通貨の歴史が浅いことから「テクニカル分析は必要ない」と言われているのでしょう。
通貨によって通用しない
ビットコインやイーサリアムなど、メジャーな仮想通貨は流動性も高いためテクニカル分析が通用しやすいと言われています。しかし、その他のアルトコインでは少額の資金で価値が急変するのでテクニカル分析が通用しません。アルトコインに投資している人が「テクニカル分析は必要ない」と言っているのでしょう。
長期保有者が多い
仮想通貨では、スキャルピングやデイトレードのような短時間で取引する人よりも、年単位で長期保有する投資家が多くいます。長期保有者は取引回数も少なく、細かな値動きに拘らないため「テクニカル分析は必要ない」と言われているようです。
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の違い
テクニカル分析の他にファンダメンタルズ分析と言う分析手法があることをご存じでしょうか。テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の違いについて解説していきます。
分析対象が異なる
テクニカル分析は、過去のチャートの値動きを分析して今後の価格変動を予測する手法です。外部要因を考慮しないため、長期的な予測には不向きの分析手法になります。
対してファンダメンタルズ分析は、世界情勢や企業の財務状況など経済指標をもとに分析します。分析に時間がかかってしまうという弱点はあるが、長期的な投資判断が可能です。
目的が異なる
テクニカル分析は、効率的な売買タイミングや損切りラインなどを見極めることを目的に利用します。
対するファンダメンタルズ分析は、企業の本質的価値や市場の中長期的なトレンドを把握し、長期的な観点から「なぜ売買するのか」に焦点を充てて利用します。
テクニカル分析の指標を紹介
テクニカル分析で主に使用する指標を紹介します。
移動平均線
移動平均線とは、一定期間の価格の平均を線で表した指標です。トレンドを把握するのに長けており、移動平均線が上向きで上昇トレンド、下向きで下降トレンドを示します。
移動平均線を使用する時は、短期間と長期間の移動平均線を組み合わせて使用します。短期移動平均線が長期移動平均線を下から上に抜けた時は、ゴールデンクロスと呼ばれる上昇トレンド転換サイン。逆に短期移動平均線が長期移動平均線を上から下に抜けた時は、デッドクロスと呼ばれる下降トレンド転換サインを示しています。
RSI
RSIは、相場が変動する勢いを表したオシレーター系指標です。0から100の範囲で表され、一般的に70%以上で「買われすぎ」、30%以下で「売られすぎ」となります。買われすぎている時は、価格が上昇しすぎて反転の可能性が高いことから売りサイン。売られすぎている時は、下落しすぎて反発する可能性があるため買いサインとなっています。
RSIはトレンドの把握も可能です。RSIが50%を上回っていれば上昇トレンドの勢いが強いと判断され、下回っていれば下降トレンドの勢いが強いと判断できます。
ファンダメンタルズ分析の指標を紹介
ファンダメンタルズ分析で主に使用する指標を紹介します。
国の経済指標
国のGDP成長率や失業率、物価指数などの経済指標がファンダメンタルズ分析では重要です。国の経済状況を把握することで相場の流れを読みます。
経済指標は発表直後に相場が動きやすいため、結果次第では大きな変動が起きるので注意が必要です。
ニュースからの情報収集
政治的な出来事や有名人のコメントなどによって仮想通貨は相場が変化します。ニュースを毎日チェックして相場の流れを読みましょう。
例えば仮想通貨のDOGEはイーロンマスクのコメントによって相場が激しく変動していた過去があります。イーロンマスクやトランプ大統領など、仮想通貨に肯定的な人物の発言が相場に影響するので、ニュースやSNSから情報収集して動向を注視しましょう。
仮想通貨特有のイベント
仮想通貨には特有のイベントが発生します。仮想通貨で重要なイベントと言えば「半減期」「バーン(Burn)」などです。どのイベントも相場に大きく影響を与えるので、ファンダメンタルズ分析する上で欠かせない要素と言えるでしょう。発生する時期を予測して、相場の流れを読みましょう。
まとめ
今回は、仮想通貨にてテクニカル分析が必要ないと言われている理由や、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の違いについて解説しました。
仮想通貨では、外部要因や値動きが激しいことからテクニカル分析が必要ないと言われています。しかし、デイトレードやスキャルピングなど短時間で取引する人はテクニカル分析を使用することをオススメします。
長期保有をメインに投資している人は、経済指標やニュース等から相場の流れを読むファンダメンタルズ分析を利用すると良いでしょう。








